【子連れ体験談】子どもはどうすれば文化に興味を持つ?奈良県氷室神社を紹介

文化的施設
筆者撮影

こんにちは、kanaです!

神社仏閣が好きな保護者の方は、子どもと一緒に参拝していますか?

中には子どもが興味がないので、文化施設から足が遠のいたという方もいらっしゃると思います。

そんな方におすすめなのが、奈良県の氷室神社です。

全国でも類を見ない「氷みくじ」や「かき氷献氷」をすることができて、4歳の娘が楽しんで参拝していました。

今回は奈良県にある氷室神社へ子連れで行った体験談を、子どもが興味をもつ観点などに着目して紹介します!

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この記事を読んでわかること

  • 氷室神社は子どもが興味をもてる要素がある神社だということ
  • 神社へ子連れで行って良かったこと

子どもはどうすれば文化に興味を持つ?

美しい日本文化にふれて育ってほしいけれど、自然と興味を持つにはどうすれば良いのか悩んでいる保護者の方もいらっしゃると思います。

ここでは、子どもがどうすれば文化に興味を持つのか詳しく解説します。我が家を一例として参考にしていただけたら幸いです。

文化に興味を持つきっかけに氷室神社はぴったり

文化に限らず、子どもが何かに興味を持つきっかけとなるのは、楽しいと感じられることが重要です。

そんな時におすすめなのが、奈良県の氷室神社です。

かき氷を献上したり、氷のおみくじができたり、他の神社にはない参拝方法があります。

凛とした荘厳な雰囲気を持ちながら、子どもにとっては身近に感じられる要素がある氷室神社はとても魅力的な神社です。

氷室神社ってどんな神社?

筆者撮影

境内には氷みくじ用の氷塊が置かれていたり、春は見事な枝垂桜を鑑賞できたり、風流な趣のある神社です。

ここでは氷室神社がどんな神社であるのか3点にまとめて詳しく解説します。

氷の神様を祀っている神社

氷室神社の由緒は古く、平城京遷都の時代に氷室の守り神を祀ったことがはじまりです。

氷室は春日野あたりに作られ、平城京に毎年4月から9月から氷を献上していたそうです。

以来、氷の神様を祀る神社として奉られてきました。

献氷祭が行われる神社

氷の需要が高まる夏直前の5月、全国から氷に関連する企業が献氷祭のために全国から集まります。

業績成就を祈願する祭であり、海の幸の代表の鯛や里の幸の代表の鯉などを封じ込めた氷柱を奉納します。氷の中を泳いでいるように見える氷柱は、他では見ることができない美しくて魅力のある氷です。

例年、一般参加は午後から可能となります。

氷室神社の基本情報

氷室神社は東大寺と隣接しているため、神社の前の通りは観光シーズンや初詣は人であふれかえります。

ハイシーズンは駐車場が満車になる可能性があり、また道路がとにかく混雑するので、公共交通機関で訪れることをおすすめします。

以下は氷室神社の基本情報です。

所在地〒630-8212 奈良県奈良市春日野町1-4
開門時間6:00〜18:00(4月〜10月)6:30〜17:30(11月〜3月)
拝観料無料
問い合わせ0742-23-7297
アクセス​​奈良交通:JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通の市内循環バス外回りで約10分ほどで到着します。「氷室神社・国立博物館前」で下車。
駐車場有料(乗用車のみ40台駐車可能)
公式サイトhttps://himurojinja.jp/

子どもが楽しめる氷室神社の魅力

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氷の神様を祀る氷室神社には、氷を用いた参拝方法やおみくじがあります。

ここでは、子どもが楽しめる氷室神社の魅力を5点にまとめて詳しく解説します。

「難問氷解」を願う「かき氷献氷」

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氷室神社の特徴として、神様にかき氷を捧げることがあげられます。

かき氷を社務所で用意していただいた後、かき氷をお供えして「難問氷解」など御祈します。「難問氷解」とは心のうちにある悩み事などが溶けてなくなるようにということです。

参拝後、かき氷は御下がりとして食べることができます。

シロップも何種類か用意してくださっていました。

氷室神社周辺は東大寺があり観光客が特に多いため真夏に日傘をさしにくいんです。大通りは日陰もありませんからへろへろになります。

そんな時にいただくかき氷は本当においしくて生き返りました!

氷の神様に捧げられる純氷のかき氷は、とてもおいしい氷で作られていました。

かき氷献氷の期間は以下の通りです。

  • 夏季:6月15日〜9月15日

涼やかな氷みくじ

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氷室神社では、全国的にも珍しい氷みくじができます。

大きな氷の塊が境内に置かれており、そちらに運勢等が空欄の氷みくじを貼り付けます。すると、次第に運勢が浮かび上がる仕組みです。

娘も貼り付けた後、楽しそうに結果を待っていました。なかなか他の神社では経験です。わくわくしますね。

氷の塊は透き通っていて美しかったのが印象的でした。

雅楽が流れる仕掛けがある箱

氷室神社の賽銭箱の横にある箱には、お賽銭を入れると雅楽が流れる箱が置いてあります。

娘も入れてみました。

「賀殿(かてん)」というタイトルの境内に雅な音楽が流れます。少し離れたところにいると実際に演奏しているように聞こえました。

娘は音楽が流れたこと自体には喜んでいましたが、演奏を楽しむにはまだ早いようでした。

献氷祭の神賑行事である「ひむろしらゆき祭」

献氷祭の神賑行事として始まったひむろしらゆき祭には、毎年多数のかき氷店が出店します。神賑行事なので、かき氷の料金は奉納賛助金として扱われることも特徴です。

目でも楽しめる華やかなかき氷は、まるでスイーツ。おいしくてきれいなかき氷は、子どもが喜ぶこと間違いなしです!

以前は氷室神社で行われていましたが、近年は奈良公園バスターミナルで献氷祭とずらして開催されています。

令和7年は3月に開催され、海外からの観光客も多く訪れることが予想されます。確実に訪れたい方は、事前に前売券(奉納賛助金)を購入しておきましょう。

イベント名ひむろしらゆき祭
開催日【令和7年3月20日】かき氷提供:奉納賛助券受付開始(9:00より)
【令和7年3月21日】かき氷業界繁栄祈願祭等:一般の方は参加不可能
開催場所【奈良公園バスターミナル】〒630-8213 奈良県奈良市登大路町76
問い合わせ0742-81-3151
アクセス​​近鉄奈良駅より徒歩約10分
駐車場なし)
公式サイトhttps://himuroshirayuki.com/

穴場の吉城園と繋がっている扉にワクワク

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氷室神社は隣接する依水園と、依水園の奥にある一枚の扉で繋がっています。

私も知らなかったんですが、どなたかが出入りされていて初めて知りました。

一見開きそうにもない扉はまるで秘密の場所への入口のようで、娘は何があるんだろうとワクワクしながら開けていました。

氷室神社へは遠回りして行かなければならないと思っていたので、単純に近道できて私は助かりました。

吉城園は奈良県が管理する日本庭園で、県が管理しているためなんと無料です!

夏は丁寧に手入れされた鮮やかな緑と和の建築物を背景にフォトジェニックな写真が撮影できます。広大で立派な庭園ですが、人が少なくて穴場ですよ。

娘もたくさん写真撮影をした後、氷室神社へ向かいました。

氷室神社参拝の際の注意点

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氷室神社は子どもが楽しめる神社ですが、あくまで聖域です。神様を敬う気持ちをもたなければなりません。

ここでは、他の神社にも通じる氷室神社参拝の際の注意点を詳しく2点にまとめて解説します。

かき氷はお供え物

筆者撮影

かき氷はあくまで献氷であり、私たちは神様の御下り(おさがり)をいただく形となります。

今回は、子連れで参拝した奈良県氷室神社のかき氷献氷などを紹介しました。

参拝しているという気持ちを忘れずに、神様に感謝していただきましょう。

また、使用後の皿は指示にマナーを守って指示通りに処理しましょう。

参拝の際は帽子を脱ぐ

氷室神社ではないのですが、恥ずかしながら若い頃に参拝の際にニット帽を被っていてお坊さんに注意されたことがあります。

目上の人の前では帽子を脱ぐように、神様の前で帽子を被ったままでいるのは失礼にあたります。

体調等の理由がなければ、真夏も日陰が多い神社なので参拝の際は帽子を脱ぐようにしましょう。

子連れで氷室神社に行って得られたこと

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子どもにとっても魅力を十分に感じられる氷室神社は、訪れる価値がある素敵な神社でした。

ここでは、氷室神社に子連れで行って得られたことを2点にまとめて詳しく解説します。

歴史や文化に興味をもつ一助となったこと

娘とはさまざまな神社仏閣へ参拝していますが、氷室神社が一番彼女の記憶には強く残っているようです。

氷室神社の名前もすぐに覚えました。

真夏の暑い中でかき氷を神様にお供えした風景、シロップをかけてかき氷を食べた時の爽快感、文字が浮かび上がる氷みくじのインパクトなど、幼い娘の中に楽しい思い出として刻まれたのだと思います。

また、氷室神社は特に社務所の方が子どもに優しくてほっこりとした気持ちになりました。娘も希望しているので、また今年の夏も参拝したいです。

グローバル社会と呼ばれる現代、私は子どもに外国に興味をもってほしいと思う一方で、日本文化にもふれて育ってほしいと考えています。

保護者との楽しかった思い出

みなさんは未就学児時代の記憶をどのくらい覚えていますか?

私は断片的にしか覚えていませんが、記憶している多くが感情が動いた時に見た風景です。

さつまいも掘りなどイベントで楽しかった記憶、ずっと欲しかった髪飾りを買ってもらってとても嬉しかった記憶などです。

氷室神社などで珍しい体験をしたことは、大人になっても記憶している可能性が高いです。保護者と接した楽しい思い出は、大人になってから子どもの心の拠り所になると思っています。

まとめ:氷室神社は子どもと訪れやすい神社だった

筆者撮影

かき氷はとてもおいしく、氷みくじは楽しめるので、氷室神社は子ども記憶に残りやすい神社です。

氷室神社一帯には東大寺や春日大社など世界遺産があるため、ツアーで訪れた方などは通り過ぎてしまうかもしれません。

お子様と奈良を訪れた際には、ぜひ美しい氷室神社を訪れてみましょう!

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