【べらぼう】唐丸の正体は歌麿呂で確定?第18回を北川豊章に着目して考察!

画像:【べらぼう】唐丸の正体は歌麿呂で確定?第18回考察!アイキャッチ ドラマ
画像:喜多川歌麿『当世風俗通』シリーズの「芸者風」(引用元:シカゴ美術館、パブリックドメイン)
画像:喜多川歌麿『当世風俗通』シリーズの「芸者風」(引用元:シカゴ美術館、パブリックドメイン)

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第17回、ご覧になりましたか?

久々に唐丸が回想シーンで登場しましたね。

巷で囁かれる「喜多川歌麿の正体は唐丸」という説。

次回、第18回で唐丸の謎に包まれた過酷な幼少期とともに明かされそうな気配です。

この記事では、最新の放送内容を踏まえ、放送より一足先に喜多川歌麿と唐丸が同一人物である可能性を徹底的に考察します。

果たして、あの男が伝説の浮世絵師なのか?気になる真相に迫ります!

kana
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この記事を読んでわかること

  • 第18回のキーパーソンである北川豊章に焦点を当てた唐丸の正体の考察。

【べらぼう】第18回に繋がる第17回のあらすじ

第17回は新章突入でしたね!

誰袖役の福原遥さんが初登場したり、人間に化けた綾瀬はるかさんが現れたり、大文字屋に病気のフラグが立ったり、盛り沢山な45分でした。

その中で最も気になったのが、第17回の終盤にでてきた1冊の本に関すること。

有名絵師の画風にそっくりな絵が描かれています。

描いた絵師の名は「豊章」。

その名前から、蔦重は他にも有名絵師の画風に寄せた豊章の絵を発見します。

春章風、湖龍斎風、重政風。

これらの絵師たちの名前を見て、蔦重の脳裏に幼い唐丸としたやり取りが浮かびます。

もしかして、豊章の正体は唐丸なのでは?

そう思う蔦重は第18回に動き出す。

唐丸の正体のヒント

画像:喜多川歌麿『両国橋の上と下』(引用元:シカゴ美術館、パブリックドメイン)
画像:喜多川歌麿両国橋の上と下(引用元:シカゴ美術館、パブリックドメイン)

唐丸の正体の伏線は、唐丸失踪前から張られていました。そして、第17回で伏線回収が始まったのです。

ここでは、唐丸の正体のヒントを詳しく解説します。

北川豊章と唐丸の共通点

唐丸は以前、蔦重のミスを画力でカバーしたことがあります。

あらゆる絵師の画風を見事に真似ることができる唐丸。

誰が見ても才能がある唐丸に、蔦重は将来当代一の絵師にするという約束をします。

当時蔦重が考えたプロデュースは以下のようなものでした。

  • 春信風、湖龍斎風、重政風の絵を描いて話題を作り、デビューさせる。

そして、第17回に登場した北川豊章。

彼もまた、さまざまな絵師の画風を再現できるようです。

彼が今までに画風を似せて描いたのは、唐丸のプロデュース構想に絵師たちとほぼ同じでした。

喜多川歌麿の初めの号は豊章

豊章という号は意味深です。

なぜなら喜多川歌麿の最初の号が「豊章」だからです。

しかし、今回登場した豊章と喜多川歌麿が一致するかといえばそうではありません。

史実に残る豊章は、経歴など全て不明だからです。

詳細が残っていないからこそ、創作でどう扱われるか気になりますね。

北川豊章役は加藤虎ノ介

北川豊章役の役者さんが発表されていました。

加藤虎ノ介(かとうとらのすけ)さんです。

喜多川歌麿役は染谷将太さんですから、北川豊章は歌麿と一見無関係のように見えます。

しかし、18話のあらすじを読んでいると、一筋縄ではいかなそうです。

喜多川歌麿と北川豊章は接触がある

第18回あらすじで、北川豊章を訪ねた蔦重が、長屋で捨吉に会うとあります。

「唐丸だよな?」

と、第18回予告で蔦重が言った相手は捨吉(喜多川歌麿)でしょう。後姿でしたが、着物の柄が捨吉と同じでした!

捨吉と豊章が同居しているかはわかりませんが、接点がありあそうです。

喜多川歌麿と唐丸の師匠は鳥山石燕?

第18回予告で、鳥山石燕が「ちゃんと絵をやってみないか?」と誰かを誘います。

後ろ姿でわかりにくいですが、着物の柄が唐丸がよく着ていた縦縞の着物に見えます!

川へ落ちる際の失踪時にも縦縞の着物を着用していました。

また、鳥山石燕の最も有名な弟子は喜多川歌麿です。

鳥山石燕に唐丸は師事し、そのまま大人になったのでしょうか?

余談ですが、喜多川歌麿は江戸時代の縦縞着物ブームに一躍かったといわれているようです。唐丸も縦縞の着物をよく着ていましたね!

考察:捨吉(喜多川歌麿)は北川豊章のゴーストイラストレーター?

画像:喜多川歌麿『北国五色墨図(花魁)』(引用元:シカゴ美術館、パブリックドメイン)
画像:喜多川歌麿『北国五色墨図(花魁)』(引用元:シカゴ美術館、パブリックドメイン)

順当に考えれば、北川豊章が唐丸の正体でしょう。喜多川歌麿とは別人です。

しかし、あまりにも喜多川歌麿と北川豊章の共通点が多いため、私が考えたのが以下の説です。

  • 捨吉(喜多川歌麿)は北川豊章のゴーストイラストレーター

唐丸の失踪のきっかけは、幼少期の過酷な出来事が関係しています。今までの経緯や、予告で捨吉が激しく自己嫌悪していることから、吉原炎上は捨吉のせいで起こったのではないかと考えています。

過去のネタでゆすって、捨吉に北川豊章が絵を描かせて儲けているのではないかと思います。

あと考えられたのが以下の考察です。

  • 捨吉(喜多川歌麿)が北川豊章をプロデュース?もしくは、プロデュース案を真似された。

これは、捨吉にメリットがありません。

また、仮に脅されていた場合、プロデュース案を真似るより本人に描かせた方が早いです。捨吉は絵が抜群に上手ですからね。

まとめ:唐丸の正体は喜多川歌麿の可能性が高い

画像:喜多川歌麿『桜の宴』(引用元:シカゴ美術館、パブリックドメイン)
画像:喜多川歌麿『桜の宴』(引用元:シカゴ美術館、パブリックドメイン)

第18回を考察しながら、唐丸の正体は歌麿呂なのか考察しました。

筆者は唐丸の正体は喜多川歌麿の可能性が高いと見ています。

みなさんは唐丸の正体をどう考えますか?

第18回が待ち遠しいですね!

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